既卒の私でも大丈夫? アジャストアカデミーでWEBデザイナーを目指す!

はじめまして、既卒のくじらです。
私は就職ができないまま大学を卒業して、1年程パートで働いておりました。

「友人たちは就職して働いているのに、何をやっているんだろう?」
「こんな自分に生きている価値はあるの?」
「就職活動に失敗したら、この先はない」

毎日のように考えて、思い詰めていました。

このままでは、だめだ。
そう思い至って、どうにか再出発しようと奮闘する話です。

目次

  1. これまでのこと
  2. 勇気を振り絞ってハロワへ
  3. 前向きに進もうという気持ち
  4. これから歩みだす勇気

1.これまでのこと

幼い頃から絵を描くことが好きだった私は、美術大学に入学しました。
大学では、好きな分野を学ぶことができる喜びや同じものが好きな友人や同級生との交流、表現することを通し充実した日々を送っていました。

大学4年になり、採用面接など選考が始まり就職活動の時期に。いつもはラフな格好で、絵の具のついたエプロンをしていた同級生も、新品の黒のリクルートスーツ姿。自由でのびのびとしていた教室も緊張感が漂っていました。
この時まだ、この先どうしたいか定まっておらず、就職活動の時期なんだから仕事を見つけなければならないと雰囲気に呑まれ焦っていました。

流されるように就職活動を始めたものの、書類選考で落とされてしまったり、面接を受けても答えられず上手くいっていませんでした。完全に空回りです。

そして、一人で思いつめて焦るだけで何も手につかない状態になっていました。大学を休みがちになってしまい、このままでは卒業も危ういとまず目の前の卒業制作に打ち込むことに……。

無事に卒業はできたものの、すっかり自信がなくなっていました。生活のためにパートで働いていましたが、毎日が億劫で、起き上がるのもやっとでした。
「友人たちは、ちゃんと就職して働いているのに、私は何をやっているんだろう?」

パートの仕事は苦ではなかったのですが、同じことの繰り返しで磨り減っていました。

「このままでは、本当に駄目になってしまう」

大学卒業して時間が経っているという不安もありましたが、思い切ってパートをやめて再び就職活動を始めることにしました。

2.勇気を振り絞ってハローワークへ

再び就職活動を始めるために、勇気を振り絞って、ハローワークへ。
卒業後はすっかり自信が失われていたため、ハローワークに行くのはとても勇気が必要でした。

最初こそ緊張はしたものの、親切に対応していただけたのでほっと一息。
職員の方と話しながら、今までの経歴や興味のある分野を考え、整理していくうちに、今まで学んできたことを活かせる「クリエイティブな仕事をしたい」と思うようになりました。

ハローワークを利用したり、ネットで求人を探していくうちに、Webデザイナーに興味を持ちました。サイト制作は、以前に趣味で少しだけ触れたことがあったのと、今まで大学で学んできたことも活かせそうだと思ったからです。

未経験でも可」という言葉に釣られて、求人を探していていたものの、HTMLやCSSが必須条件であることが多く、独学では覚えきれないし、時間的にも難しい。

そんな中、ハローワークで偶然見つけたのは、職業訓練のパンフレット。

私は就職が大きなハードルになっていたので、技術を身につけるのは勿論、自信を取り戻すのにも職業訓練校はいいと思いまずは施設見学をすることに。申込み締切ギリギリだったこともあって、見に行ったのは3校でした。

アジャストアカデミーの「充実したカリキュラム」と「就職率の高さ」、「サポートの手厚さ」にも惹かれ、また、「WEB制作会社が運営している」職業訓練校だということで、業界で求められるスキルと知識を得られるのはアジャストアカデミーだと思い、入校を決めました。

私にはスキル面で少しハードルは高いかもしれないと思いましたが、飛び込んでいくならここしかないと決意し、面接に挑み晴れて合格することができました。

3.前向きに進もうという気持ち

開講当日、初めて顔を合わせたクラスメイトは、年齢も職歴も異なる個性豊かな方々でした。最初は上手くコミュニケーションが取れるか不安でしたが、隣の席になった時やグループワークで話していくうちに打ち解けることができました。

新しいことを学べることは、とても楽しく新鮮でした。
初めに学ぶのは、サイト制作の基礎であるHTML5とCSS3。HTML5は以前サイトを作ろうとしていた時に、ほんの少しだけ触れたことがあったものの、正しい知識は持っていませんでした。HTMLの基本構造やタグの意味、コーディングルールなど、サイト構築に必要な技術と正しい知識、WEB業界の現状などを学ぶことができたのは何よりの収穫です。

分からない箇所は、授業中や休憩時間内に先生に質問することができるので、安心して学ぶことができました。自宅に帰ってからも分からなかった箇所は、復習して忘れることがないように努めました。
私は特に、CSS3のプロパティは覚えるのに苦戦したので、丸暗記するのではなく、実際に手を動かしながら何度もコードを書き込むことで、覚えることができました。

Photoshopの授業で制作したバナー
Illustratorの授業で制作したロゴ

PhotoshopとIllustratorの授業では、クライアントからの依頼を想定した課題で、バナーロゴを制作しました。
要望を取り入れるだけではなく、企業の特徴や競合他社を比較し、会社の理念や価値観、要望を集約して表現するのが
とても楽しかったです。

プログラミングの授業は、先生が丁寧にゆっくり雑談を交えながら教えてくださるので、とても楽しく学ぶことができました。
PHPを使った簡単なゲームを制作した時は、つい時間を忘れて夢中になっていたことも。

またクラスメイトのスピーチを聞いたり、交流を重ねていくうちに、狭まっていた視野も広まり、「就職活動に失敗したら、この先はない」と張り詰めていた気持ちは、和らいでいました。

新しいことを学び、作り出す楽しさや、個性豊かなクラスメイトとの交流を通し、前向きにこの先を進んでみようという思考になっていました。

4.これから歩みだす勇気

現在、Webデザイナーを目指し、就職活動やポートフォリオ制作に励む日々を送っています。
まだまだ、スキルアップしなければいけないことはありますが、自分で調べたり、テキストを見直し学んだ事を思い出しながら、サイト制作にも取り組んでいます。

振り返ればあっという間でしたが短いからこそ、濃くとても充実した期間だったと思います。
ここで学んだことを活かせるように前に歩みだしていきたいです。

就職が、大きなハードルになっていて踏み出せない方、きっかけとして職業訓練校という道から始めてみるのはいかがでしょうか。
この記事が、少しでも踏み出そうとしているあなたのお役に立てたら幸いです。

(文/くじら、写真/O-DAN・ぱくたそ)

あわせて読みたい