「自分」を整理しよう 絵描きのポートフォリオ

こんにちは。Webデザイナーとイラストレーターを目指しているウエシタです。
現在はアルバイトをこなしながら、就職活動を行っています。

一度就職はしたけれど、「やっぱり自分の得意なこと、やりたいことを活かせる仕事に就きたい!」そう考えて転職活動を行う人たちも多いことでしょう。
しかし、前職とやりたい仕事が全く異なる業界だったため、応募に尻込みをしてしまった経験はありませんか?
ぼくも建設会社を退職し、Webデザイナー職を探し始めたら、あまりにも未知の世界で呆然とした口です。
ハローワークの方に、
「ポートフォリオを持参してくださいと書かれてますが、ポートフォリオってなんですか?」
と尋ねたら、
「そこからかぁ……」
と頭を抱えられてしまいました。

ポートフォリオとは、自分が今まで制作してきた作品を、1冊のファイルやWebサイトにまとめた「作品集」です。
デザイナーに限らず、Web業界に就職する上で必須になってきます。
この記事では、Web業界未経験の人がどのようにしてポートフォリオを作っていくのか、ぼくの体験を踏まえてご紹介します。

目次

1 作品を増やそう
2 誰かが見ることを意識する
3 絵を描きたい人へ

1 作品を増やそう

冒頭でも触れましたが、ぼくはかつて建設会社に勤めておりました。
仕事の関係で多くの資格も取得しました。玉掛け、床上操作式クレーン操縦、小型移動式クレーン操縦、ガス溶接……etc。
しかし、ぼくが就職したいのはWebデザイナー兼イラストレーター。今まで取った資格をいくら並べても、人事担当者は内定を出してはくれません(資格取得までの努力を買っていただけたら話は別ですが……)。前職や学生時代の経験で活かせそうなものと言えば、CADとOfficeソフトくらいです。

ポートフォリオを作るには、載せる作品が欠かせません。未経験者は、職務経験のある人よりも作品数で劣ることになります。しかし、今までPhotoshopやIllustratorに触れたことのない人が、独学でバナーやWebサイトを制作するのは大変です。

そこで助けになるのが、職業訓練校です。
ぼくはハローワークの方に紹介され、アジャストアカデミーに入校しました。
アカデミーでは、プロの講師にHTMLやCSS、Photoshop、Illustratorの扱い方を教えてもらえる上、授業中に制作した作品をそのままポートフォリオに掲載することもできます。講師が一緒に就職用の作品作りをしてくれるようなものなので、未経験者はまず受講して間違いはないと思います。

授業でポートフォリオに載せる必要最低限の作品は揃いますが、Webデザイナー志望の人は自主的に作品数を増やしていくのがいいでしょう。
また、イラストレーターを目指す場合は、バナーやWebサイトをまとめたポートフォリオとは別に、イラスト作品だけをまとめたポートフォリオを作ります。
志望に応じて、就活用の作品とポートフォリオを用意しましょう。

2 誰かが見ることを意識する

載せられる作品が揃ったら、いよいよポートフォリオ作りに入ります。
ポートフォリオは「自分の作品集」だと冒頭で述べましたが、それを意識すると、ポートフォリオ自体も凝ったデザインにしたいと思う人もいるでしょう。ぼくもその一人でした。

しかし、ポートフォリオを作る上で最も心掛けないとならないのは、掲載されている作品を分かりやすく、他の人にとっても見やすくすることです。

装飾が多いと、作品が見づらくなります。

説明を簡潔にまとめ、余白を多めに取りましょう。

ポートフォリオとは自分の制作物を、応募した企業の人に見せるためのものでもあります。掲載ページのレイアウトを凝りすぎて、制作物やその説明が分かりにくくなってしまえば本末転倒です。
制作物の説明書きも、必要な情報を簡潔に記すのがいいでしょう。特に重要なのが、
・制作時間
・使用ツール
・担当箇所(班による制作だった場合)
などの要素であり、これはどの作品の説明にも必ず記載します。
バナーなどのテーマが揃った作品集は、1つのページにまとめるか、見開き2ページ内で説明できるようにしましょう。ファイリングした際、ページをめくる毎に次の作品に移るようなレイアウトを意識するといいです。

ただし、レイアウトを意識して作っても、それを一人で作っている限り、あくまで主観的な見やすさになります。
ポートフォリオのように、企業の人事担当者が目を通すような資料は、必ず誰かに添削をしてもらいましょう。
アカデミーでは、講師の方に添削をお願いすることもできます。また、修了後も書類添削サポートを行っています。ポートフォリオが完成した方は、一度チェックを受けて、客観的に見ても問題のないものに仕上げましょう。

3 絵を描きたい人へ

ぼくはイラストレーターになりたいと考えていますが、まだイラスト1本で生きていけるような技術も、余裕もありません。ぼくのような人が、他にも多くいると思います。

しかし、絵を描ける仕事は、イラストレーターに限りません。
Webデザイナーの仕事では、PhotoshopやIllustratorを用いますが、このときに自分の絵の才能が活かされる場面があります。Webサイトを作る際も、アイコンなどの装飾を自分で描くことができます。
そして、デザイナーの仕事で培った技術は、間違いなくイラストレーターとしての技術に活かされます。
ぼくもアカデミーでバナーやWebサイト制作を経験したことで、以前よりも絵の構図や線画を描くのがスムーズになったのを自覚しています。

今、絵を描くことを仕事にしたい方は、「Webデザイナー」の道も検討してみてはいかがでしょうか。
ポートフォリオはその道の地図となり、そして就職活動を手助けする武器となってくれることでしょう。

(文・イラスト/ウエシタ)

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